「さりゆくもの」を観てから2週間近く経った。それぞれの作品についてはもはや忘れかけているところもある。早すぎると思うが、日々なる忘却。
5編の映像の断片が混ざりあい浮かんでは沈み、そこにあの日の新宿の風景までもが混入して、まるで新しい1本の映像みたいになっている。それは脳内スクリーンで上映される自分にしか見ることのできない映像だ。
この5本の短編も誰かの脳内の映像を見るような肌触りをここかしこに感じた。そういう肌触りは大好きだ。半透明の羊羮を光に透かしたような密な奥行きがあって、しっとり、ねっとり。映画館で味わえて良かった。
向井三郎(画家)
画像はHPよりお借りしました。
向井さんとは、とある撮影現場で一緒にお手伝いしてました。
実は絵描きさんだと聞いて個展伺ったのですが、とても素晴らしかったです!
次の展示も楽しみにしてます。
このところ低気圧のせいか、ケイズシネマの上映が終わって打ち合わせが続いていたので疲れたのか頭痛がひどくて、
コメントいただいてすぐに更新できませんでした。ごめんなさい。
ほたる