さりゆくもの。
そんな悲しげなタイトルがついているが、不思議とどれも明るい感じがする。
暗い話のように見えて希望のある結末だったり、あっけらかんとしていたり、過度なまでにユーモラスだったり。
でも、一番は、それを創り出した空間、自主映画の貧しいながらも楽しい現場の空気が伸びやかに感じられるからだ。
そして、そこには、ほたるさんの持つ柔らかさと強さと、みんなの映画への想いが溢れている。こんな時代だからこそ伝わる映画の力がある。
―石山友美(映画監督)
『少女と夏の終わり』
Facebook @shoujotonatsunoowari
『だれも知らない建築のはなし』
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石山さんと会うときはいつも沖島勲監督と一緒にでした。
沖島勲監督には前作「キスして。」にコメントをいただき、
ケイズシネマ での上映ではトークゲストにも来ていただいて。
http://kisusite.com/blog/234.html
今、監督がそばにいないことをちょっとだけ切なくなってしまう。
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沖島監督が亡くなったとき、病院に駆けつけたけど間に合わなくて、
お弔いはやはり監督と行っていた居酒屋じゃないかと、病院に駆けつけた数人で行きました。
その時の様子、「キスして。」HPに書いてました。
http://kisusite.com/blog/392.html
その際に芦澤さんからフィルム保存活動の話を聞きました。
今回芦澤さんにカメラをお願いしたいと思ったきっかけがその保存活動の話で、
35mmだったらカメラマンやってくれるのでは!?と数ヶ月後に本当に依頼して今回の映画につながっていってるのです。
この映画を作るきっかけは、沖島監督が残していってくれたものでもあります。
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沖島さんはこの映画観たらなんと言ってくれるかな。
ほたる