「いつか忘れさられる」。生々しい、映画だった。サイレントで延々続く家族の朝の儀式を、自分もその食卓に参加して体感させられるような・・・この生々しさは何かに似ている、何だろう?と考えていたらわかった。ピンク映画の「ラッシュ」を見ている時の感覚にそっくりだったのだ。音がつき、アフレコのセリフが入り、映画としての結構が整えられていくにつれ失われる「生々しさ」と「強度」。今はピンクも同録と聞くが、かつてあったその感覚を、ほたる監督は取り戻したかったのか・・・
―常本琢招(映画監督)
「黒い下着の女教師」「投稿写真白書 顔だけは隠して」と出演させて頂いていた常本監督とは、途中ずいぶんお久しぶりだったのですが、
「蒼白者 A Pale Woman」の上映される時にトークイベントに呼んでいただきました。
イベントタイトルが確か『常本監督被害女優の会』w
とは言っても、その被害内容はその時監督が気に入っている女優の話を電話で延々聞くっていうだけだったのですが。
それからまたちょっと時間が空いて、今度は某フィルム撮影自主映画の現場でお互いスタッフで会うという…私には結構珍しいパターンの出会いの監督。
あの映画そろそろ出来上がり…ですかね?
ほたる